不登校なのに、なぜ、何もしないのか
soraが小学5年生の時、先生にこう言われました。
「熱がないときは学校に来る約束です、来させてください。会社に入って、約束が守れなかったらどうするんですか?毎日会社に行けなかったらどうするんですか?」
これは、先生の言葉ではあるけれど、私の心の声でした。それまで、何度も何度も、こんな風に言われて、私はまるで生贄でも差し出すような気持ちで我が子を渡していました。
でもこの日、私はいつもとは違いました。
「先生、それは脅迫ですか?親にとったらそれは脅迫です。今日はsoraを守らなければならない日です、私の責任で休ませます。」
先生も、責任の所在が私にあるとはっきり言ったことで安心してくださったんでしょう。それからは2度とこのような言われ方はしなくなりました。
学校を休んでも大丈夫だと心の底から考えていなければ、言えなかったと思います。(行かなくてもいいということではなく、休ませた方がいい時があるということです。)
soraが学校に行きたくないと言ってから、4年も経っていました。
soraは
「先生と喧嘩させちゃってごめんね、でもありがとう」と言いました。
私はびっくりしました。そのあと、じわーっと暖かくなりました。「喧嘩じゃないよ、大丈夫だよ」と言いました。
私が初めてsoraの味方になれて、その立ち位置こそが自分の場所なんだとすごく安堵したのを覚えています。そうしているのがとても自然に感じて、ずっとこうしたかったんだってわかったんです。
soraは4年もの間、辛抱強く待っていてくれました。
それからは、soraをさらによく見ることにしました。観察に近いかも。
観察者は観察はするけど、それ以上は何もしませんよね、様子を見守るだけ。そんな感じです。
その観察日記から、soraの特性や生き方を学び、付き合い方が分かるようになってきました。
天然石アクセサリー作家
Crystal Children 金井 かおり
http://crystalchildren.jimdo.com