サドベリー式ホームスクーリングで決めた進路
2年前、初めてデモクラティックスクールの1つである、サドベリースクールを訪問し、当時の職員の鈴木さんに、学校に行かないのは構わないけど、好きなことをして生きて欲しい、そのために、進路を示してあげたい、と話すと、
鈴木さんは、お母さんが調べて示す進路は、多くても5つぐらいじゃないでしょうか。示さなければ、子どもは無限の中から選べます。
好きなことをして生きるとは、今夜ハンバーグが食べたいな、と思ったら、それができることじゃないでしょうか。
というお話しをして下さいました。
目からウロコでした。
本当にそうだなぁ、と感じました。
私は好きな事を生業にするために、やらなくてはいけないことを、子どもにやらせようとしていました。
でも、それすらも、彼を自分の思うようにコントロールしようとしていたのです。
それからは、私はすっかり安心して暮らしました。なぜなら、彼の行く末を案じる必要がなくなったからです。行く末は自分で案じるもの。
彼は今、今夜ハンバーグが食べたいな、と思ったら、自分で作って食べるようになりました。
あとは、どうやって材料を調達するか…それだけです!
金井 かおり