海外ドラマ好き
昔から、海外ドラマ好きです。
子どもたちのお昼寝時間に観るのがすごい楽しみでした。
最近、その熱が再燃して、昔観ていたホワイトカラーっていうドラマを観ています。
天才詐欺師がFBIの捜査官に捕まり、塀の中の刑期と引き換えに捜査にコンサルタントとして加わり事件を解決するんですが、天才詐欺師は、GPSの足かせを着けられ、完全に自由ではありません。
FBIは管理し、犯罪行為をしないか常に疑い、詐欺師の知識や技を捜査に利用します。詐欺師ニールは自由になるためにFBIを利用している関係ですが、捜査官で監督官のピーターは、ニールが本来は善人で、彼を信じたいと思うようになり、ニールもピーターに信じてもらいたいと思うようになります。
この2人の関係は、まさに親子。
でもニール(子ども)は自分と自由を守るために罪を重ね、嘘を重ねてしまいます。常人よりも選択肢の幅が広いので、たとえ犯罪行為でも目的を遂げます。
それでもピーター(親)はニールから足かせを外して完全に自由にすることでしか、彼が何者かは分からないと話します。
また、ピーターは保身のためではなく、FBIの仕事とニールの自由のために行動する人です。
ニールは遂に、罪のない人を騙すことに罪悪感を感じるようになり、そういう人になりたくないと思うようになりました。
そして最終回、
やっと見つけた大好きな家族と居場所を旅立ったニール。
ピーターはニールをもう追いません。ニールが彼らしい幸せの中で生きていると知っているからです。もう心配も疑いもありません。
私の勝手な憶測だけど、最終的にピーターは、「ニールが生きていてくれるなら、どこでどんな生き方でも構わない」
と思ったんじゃないかしら。まさに子離れ。
泣けましたぁ(⸝⸝›_‹⸝⸝)
金井 かおり
サドベリー式ホームスクーリングで決めた進路
2年前、初めてデモクラティックスクールの1つである、サドベリースクールを訪問し、当時の職員の鈴木さんに、学校に行かないのは構わないけど、好きなことをして生きて欲しい、そのために、進路を示してあげたい、と話すと、
鈴木さんは、お母さんが調べて示す進路は、多くても5つぐらいじゃないでしょうか。示さなければ、子どもは無限の中から選べます。
好きなことをして生きるとは、今夜ハンバーグが食べたいな、と思ったら、それができることじゃないでしょうか。
というお話しをして下さいました。
目からウロコでした。
本当にそうだなぁ、と感じました。
私は好きな事を生業にするために、やらなくてはいけないことを、子どもにやらせようとしていました。
でも、それすらも、彼を自分の思うようにコントロールしようとしていたのです。
それからは、私はすっかり安心して暮らしました。なぜなら、彼の行く末を案じる必要がなくなったからです。行く末は自分で案じるもの。
彼は今、今夜ハンバーグが食べたいな、と思ったら、自分で作って食べるようになりました。
あとは、どうやって材料を調達するか…それだけです!
金井 かおり
大丈夫だよ、僕はいっぱい失敗してきたから
義務教育のほとんどを登校しぶり、不登校で過ごしてきた中学3年生soraは、私の息子☆
受験生soraは明確な目標を持っています。
それなのに、相変わらずマイペースに過ごして、私に甘えているように感じて、先日、
「ママは構わないんだけど、進学したいんなら、今、同い年の子が乗っている波に乗って進学した方が楽じゃない?今波に乗り遅れたら、出にくくなるんじゃ…」
と、意を決して口をだしてしまった。
すると、彼は爽やかに、にこやかに
「大丈夫だよ、僕はいっぱい失敗してきたから、分かっている」
そのあまりの爽やかさ、そして、自分の浅はかさに、今思い出しても涙してしまう。もう、決して言うまいと自分に誓いました。
どうか、彼の思い描く未来が、彼の元に来ますように。
金井 かおり
信実の私生活
もう10年くらい前に、人間国宝の坂東玉三郎さんがテレビ出演されている時に確か、「信実の私生活が舞台に芸に出る」といったような意味のことをお話されていたように記憶しているんですが…
とにかく「信実の私生活」は確実に覚えていて。
舞台や稽古の時にどんなに取り繕っても、私生活が全て透けて見えている。だから、私生活がたいせつだと。
全く知らない世界の遠い世界の人だけど、私もそういう人になりたいなぁ!と強く憧れたんです。
人前の私に私を近づけようと頑張っていたけれど、人前で取り繕う私だけれど、最近は「信実の私生活」で人前でも過ごせるようになった気がしていて、その事がとても安心するんです。
本当に今まで、母、娘、嫁、妻…なんだか分からないけど頑張っていろんな役を取り繕ってなんとかやろうとしてたんです。
憧れの気持ちは、本当はこうしたい、と願う強いパワーなのかも。そういう人の真似はどんどんした方がいいよね!
金井かおり
言葉には力がある
言葉には力があります。
だから、この力に助けられたり、勇気を貰ったりします。
でも、その反対もあります。どんなに正しいことを言っていても、自分が絶対に正しいという立場から放つ言葉には、暴力的な力があります。
子どもたちに向ける言葉、自分が絶対に正しいと信じて、良かれと思って、思いを込めた言葉、力があります。
先日、わたし自身もその力を感じる出来事がありました。いただいた文言には「自分が絶対に正しいという強い思い」が込められていて、その言葉に込められた思いに、私は殴られたような衝撃を受けました。だから、届かないところに逃げました(^^)
言葉には力があります。
金井 かおり
テクニックが透けて見えるのがダメ
SNSを見ていると、宣伝とかいっぱい流れてきます。
私もSNSを使って、自分の活動をPRさせてもらってるんですけど、どうやったら「うまく」伝えられるかなぁ?とか考えます。
そんな時、子どもたちと接する時のこと、子どもたちの伝え方を参考にしています。
子どもたちとは、同じ目線で話し、自分の言葉を耳で聴きながら話し、できるだけ、その人に分かる言葉を選びます。
そして、子どもたちはテクニックを使ってきません。無茶なお願いでも、どストレートに言ってきます。
私、そこに弱いんだなぁ(o´艸`)
なんか、聞いてあげたくなっちゃう。応援したくなっちゃう。
それはきっと、心の底からのお願いだからなんだろうな、と思うわけです。
そんな宣伝がしたい!
買って欲しい、なら、買って欲しい、と書くし、他の方にも知らせて欲しいなら、知らせて欲しいと書く。
当たり前のことかもしれないけど、そう書けないのには、何か私の中に違和感があるからだろう。
金井 かおり